2022年12月、「H社」からの嬉しいニュース:TOPSFLOのエンジン予熱用ウォーターポンプ「TL-C05」が、H社のヒーター機器と共にUL認証を取得し、量産市場に正式参入!
これは、両社の製品が予熱装置ユーザーに対して、より高い安全性と信頼性をもたらすことを意味するとともに、TOPSFLOとH社の新たな物語の幕開けでもあります。
H社は、世界的に有名なカー・ヒーターのリーディングカンパニーであり、本社はアメリカにあり、世界各地に支社を持っています。
UL(Underwriters Laboratories)は、100年以上の歴史を持つ、世界的に高い信頼を得ている認証機関です。特にアメリカ市場の巨大さを背景に、ULの基準は世界でもっとも重要な品質指標の一つとなっています。
ULは主に製品安全認証および企業の安全認証を行っており、その最終的な目的は、一定の安全基準を満たした製品を市場に提供し、人々の健康と財産の安全を守ることです。
製造業者にとって、UL認証は世界で最も認知度が高く、信頼性のある製品安全認証とされています。
物語は2016年1月2日、TOPSFLOの営業エンジニア・イリーナがH社の技術責任者に連絡を取ったところから始まりました。
当時、H社は次世代ヒーター製品の開発段階にあり、既存製品の技術的欠点を克服することが課題でした。
イリーナは初回のコミュニケーションで、以下の課題を把握しました:
使用中のACポンプは、DCポンプと比較して効率が2~3倍低く、大型でスペースを取る
エンジンシステム内では不純物を含む液体がポンプ内で詰まりや摩耗を引き起こす
ACポンプでは、PWMやFGといったインテリジェント制御が困難
技術サポートの対応が不十分、かつサービスのレスポンスが遅い
さらに、UL認証の取得も重要な課題として挙げられました。
イリーナは、上記ニーズに基づき、TOPSFLOの「TL-C01」小型ポンプを提案。
しかし、H社の技術チームによるテストの結果、以下のような改善が必要だと判明しました:
ヒーターの配管抵抗が大きく、11Mの揚程が必要(TL-C01は標準で8M)
作業環境の特性上、液体に金属不純物が混入し、ポンプの接触部に詰まりや摩耗が発生
システムの省エネ設計のため、ポンプの電力制限が必要
H社の新製品は、信号フィードバックやインテリジェント速度制御などの機能が必要
TOPSFLOにとって、顧客のニーズは常に最優先です。
イリーナはH社からのフィードバックを受け、すぐに開発部門と連携し、3か月にわたって製品の最適化を行いました。
さらなる性能適合のため、H社からヒーター配管の提供を受けて3Dサンプルを複数回調整。
ついに「TL-C05」小型ポンプが開発され、以下の課題を解決しました:
高い配管抵抗に対応するための工夫
モーター効率を向上させ、揚程を高めつつ、所定作業点での電力を削減。
これは、構造・モーター・電子回路の完璧な連携が求められる難題でしたが、TOPSFLOチームは15日間昼夜を問わず調整と検証を重ね、実現しました。
液体中の金属不純物への対応
ローター部品の構造をカスタマイズし、不純物が通過してもポンプの性能や信頼性が損なわれないよう改良。
インテリジェント機能の実装
信号フィードバック・速度制御に対応し、H社の要求に合ったカスタマイズ設計を実現。
第二回目のサンプル提供後、H社から「これまで解決できなかった課題が解消された」との高評価が届きました。
サンプル承認後、H社は正式な試作に入り、ポンプ構造の設計もヒーターに完全適合するよう再調整。
その後、2年間の耐久テストを実施。
2019年初頭、すべての検証に合格し、H社は500台の試験注文を発行しました。
しかし、量産開始には、ヒーター製品自体のUL認証取得が必要でした。
TOPSFLOとH社は協力して、ULへ必要な資料提出、現地監査、第三者検証などを行い、認証取得を進めました。
そして2022年12月、ついにH社の新世代ヒーターと共に、TOPSFLOのTL-C05ポンプがUL認証を取得し、正式に市場投入されることとなりました!
イリーナは、「H社の予熱器製品は既存製品の革新であり、インテリジェント機能、外観要求、内部構造制限など、多くの困難があった」と振り返ります。
しかしこの6年間、TOPSFLOはH社と共に歩み、数々の課題を乗り越え、最終的にすべての検証と市場導入を成功させました。
誠意こそが信頼に応える唯一の方法!
もし私たちが顧客に選ばれる機会を得られたなら、TOPSFLOは全力で支援し、Win-Winの協力関係を築きます。
今後の発展の道のりにおいて、より多くのパートナーと手を携え、共に成長できることをTOPSFLOは心から願っています。